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【伝統文化】
神前結婚式から始める神様とのおつきあい

2017/10/12

神前結婚式を行うとさまざまな授与品をいただく。
神札、お守り、絵馬、神饌……、これらはどうしたらいい?の質問に答える。

 

神札と神棚

「神様とのおつきあい」を暮らしに取り入れる

神棚のないおうちで、いちばんどうしたらいいのかがわからない授与品が神札だろう。神札は護符の一種で、家の守りとしておまつりするもの。人が手を合わせることで、そこに神様が宿ると考えればいいだろう。本来はむき出しのままではなく、宮形に納めておまつりする。神社によっては宮形も一緒に授与してくださる。背より高いところにつり棚を取り付け、その上に宮形を置けば、神棚になる(ホームセンターで神棚のセットも販売されている)。近年は本棚の最上部を神棚としている人も。榊や米・水・塩・酒といったお供えができれば、なおいいだろう。ちなみに、神棚は南か東向きにおまつりするのがいいとされている。

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お守り

これは携帯用神札 身近なところにつけて

カバンなど身近なものに取り付けるお守り。これは護符である神札を携帯用にしたもの。日々、人が身に付けてしまう穢れや災厄から身を守ると同時に、「恋愛成就」「交通安全」「健康祈願」など、それぞれのお願い事がかなうようにと、神職さんが神社のご祭神に祈祷したものだ。「 お守りは何種類も持っていて大丈夫?」という声をよく耳にするが、これは問題ない。日本には八百万の神様がいるといわれるが、日本の神様は万能ではなく、それぞれに役割がある。縁結びの神様、勝負の神様、厄除けの神様……こうした神様が力を合わせて暮らしを見守ってくださる。だから、それぞれの神様の力が宿ったお守りを一緒に身に付けていても問題はないというわけ。

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絵馬

感謝やお願い事を書いて夫婦一緒にあらためて神社へ

今では「お願い事を書くもの」と思われている絵馬だが、本来は神様に奉納するものだった。馬は古来、神様とつながりの深い動物。生きた馬を奉納していたのがはじまりで、その後、木の板に神馬を描いて奉納するようになった。つまり、「お願い事」ではなく、「感謝」の気持ちをお伝えするためのものだったのだ。授与品でいただいた絵馬にはぜひ、新しい家庭をスタートできた感謝と、家族の健康、和合を見守っていただけるようにと記し、夫婦ふたりして、結婚式でお世話になった神社にあらためて奉納しに行きたいものである。

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神撰のお下がり

神様の力が宿った食べ物 家族みんなでいただきたい

神社からの授与品のなかにはお神酒やお乾菓子、昆布やかつお節といった食べ物もある。これらは神饌(しんせん)のお下がり。「神饌」とは神様の召し上がりもの。神前結婚式で「献饌の儀」があるが、折々に神様にお供えされる食べ物だ。神様にお供えしたものは、神様の力が宿ると考えられている。ただのお酒も神様にお供えしたことによって、お神酒となる。神饌のお下がりをいただくということは、神様の力を自分の身の内にいただくということなのだ。ひらたくいえば、神饌のお下がりは、元気の源。だからどのお下がりも、家族みんなで分け合って大切に食べさせていただこう

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日本の結婚式No25 文・平井かおる(日本の神道文化研究会) イラスト・今井未知