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【花嫁和装レクチャー】
幸せの願いを込めた 吉祥柄

2017/09/18

文様の中でも、婚礼衣裳などおめでたい席で着るきものに用いられているのが、縁起がよいとされる吉祥文様。花嫁が幸せになってほしい、という願いが込められている。一口に吉祥文様といっても、実に多種多様。その中でも、よく使われるものをご紹介。それぞれの文様の意味や由来を知ると、衣裳選びがよりいっそう楽しくなるはず。

 

鶴(つる)

鶴は千年、亀は万年生きるといわれ、長生きの象徴とされる瑞鳥。純白の羽をもち、立ち姿、飛び交う姿ともに美しく、品のある姿は古くから日本人に好まれてきた。婚礼衣裳にも多く見られ、いろいろな形で描かれている。鳥の吉祥文様としてはもっとも種類が多い。

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鳳凰(ほうおう)

鳳凰は龍と同じく、中国の伝説の動物。鳳凰が現れたとき、世の中が繁栄するとされ、慶事を象徴する瑞鳥として愛好されてきた。鶏と孔雀を組み合わせたような姿で、5色の羽と長い尾をもつ。日本には中国から伝来し、飛鳥時代から工芸品にもよく用いられた。

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 富士(ふじ)

吉祥文様はもともと中国から伝わったもので仙人が住んでいるという伝説上の山、蓬莱山と、そこに生息する動植物を描いたものを尊んだ。日本に伝来した後、日本独自のものも加わってゆく。日本一の山・富士山もそのひとつで、めでたさの象徴として描かれるようになった。

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雲(くも)

古代中国では、神や仙人が住む山から湧き出る雲を「雲気」と称し、めでたいことが起こる前兆とした。日本でもこの思想が取り入れられ、さまざまな雲の形がパターン化された。ほかの図柄とともに用いられることが多い。

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桜(さくら)

平安時代より、日本人にとって花といえば桜を指すほど愛されている花。見る人の目を楽しませる美しさと、人生の春を迎えた花嫁にふさわしいことから、婚礼衣裳でも人気が高い。山桜や八重桜、枝垂れ桜など種類も多く、さまざまに意匠化され多彩に用いられる。

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菊(きく)

奈良時代に日本に渡来した花。重陽(ちょうよう)の節句に菊酒を飲んで長寿を祝う中国の風習が伝わり、平安時代の宮中行事でも行われ、日本の文化に根づいた。皇室の紋でもある菊は、美しく香りも優れていることから広く愛され、秋の花の代表格になった。

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梅(うめ)

どの花よりも早く厳寒の中で咲く梅は、生命力の強い木として愛好された。菅原道真が詠んだ歌にちなんで天満宮の神紋として使われるようになり、日本人になじみ深いものとなった。

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松(まつ)

四季を通じて緑を保ち、変わらない美しさを見せる松は、慶事にふさわしく古くから描かれてきた。冬でも落葉しない松、寒中でも真っすぐ伸びる竹、早春に花をつける梅の三つを歳寒三友として、冬の寒さ(逆境)に耐える姿をたたえ、松竹梅は吉祥文様の代名詞にもなっている。

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日本の結婚式No17  原稿監修/田中敦子 画像協力/友禅丸章