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新たな家族を育む決意を胸に
博多伝統の花嫁挨拶「御熨斗だしの儀」

2017/10/07

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国際結婚カップルが選んだ純・博多婚に海外ゲストも感動

長い裾を足でさばきながら、黒い台に載せた御熨斗を新婦は高砂にいる新郎に差し出す。これまで大事に育んでくれた両親への感謝とこれから新たな家族となる重みを胸に、ていねいにお辞儀する。博多伝統の花嫁挨拶「御熨斗だしの儀」。その渦中、娘の晴れ姿を見ながら結実さんのお父さんは目頭をおさえた。
インターンシップとして北九州市内の大学で学んだフランス人のランシューさんは、大の日本好き。結婚を決めた際、家族や親族にも日本文化を知ってもらいたいと、住吉神社での神前式と老舗料亭・三光園での披露宴を決めた。
会場へと向かう移動手段は人力車。ケーキカットではなく鏡開き。和婚スタイルにとことんこだわり、料理も由緒正しい和懐石を選んだ。
当初、ゲスト同士の言葉の壁を心配していたふたりだが、それはとり越し苦労だったと振り返る。片言の英語とジェスチャーで楽しそうに打ち解け合うゲストを見て、日本の伝統的な挙式にして本当によかったと思ったそう。

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左/お出迎えの人力車。国際結婚らしく、参道から聞こえるお祝いの言葉も日・英・仏と多言語だった。
右/神前式は結実さん親族と縁深い住吉神社で。「ドレスではなく和装で挙式」は、ふたりの希望。

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上左/福岡・博多で数ある料亭の中でも料理がおいしいと定評の三光園。鏡開きの日本酒も「フルーティー!」と大好評だった。 上右/ランシューさん友人による余興。新婦の名前「結実」にまつわるエピソードを披露して盛り上がった。 下段/初めて体験する日本伝統の結婚式にランシューさん家族は大興奮。挙式のビデオを撮り続け、フランスへと持ち帰ったそう。

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左/こっそりバケツにお酒を捨ててもいいと知らず律儀に全部飲み干した新郎のランシューさんだったが、終始満面の笑み! 
右/和文化が大好きというふたりらしく、プチギフトも和にこだわった。

 

【和婚にしてよかった!こだわりポイント】
所作ひとつずつをていねいに、しっかりとご挨拶

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福岡・博多地方で古くから伝わる伝統の「御熨斗だしの儀(おのしだしのぎ)」。新婦が誕生して両親の深い愛に育まれ、晴れの日を迎えるまでに培ってきたものを参列者に披露する。もともとは女性側からの結婚承諾の儀として男性宅へ御熨斗を届けたという風習が由来。この儀式が目的で三光園での披露宴を決めるカップルも少なくないという。

 

【プロフィール】

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新郎:ランシュー・マキシムさん  新婦:結実さん

挙式:住吉神社

披露宴:三光園

取材協力・プロデュース:晴レの日

初出:日本の結婚式No.25 取材・文:山葵夕子