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お伊勢さん和婚
家族の絆を深める伊勢への旅

2017.10.15

2016年行われた「伊勢志摩サミット」を機に、自然美あふれる景勝地として、また日本を代表する聖地として世界から脚光を浴びた三重県伊勢市。その中核を担うのは、日本の最高神である天照大御神をお祀りする伊勢の神宮だ。神宮には、神前で「結婚式」を挙げるという概念はない。しかし、正宮にて天照大御神に結婚のご奉告と生かされているからこそ出逢えたことへの感謝参拝をさせていただくことができる。

二見興玉神社で心身を清めてから神宮へ参拝

二見興玉神社で心身を清めてから神宮へ参拝

神宮の西には、夫婦岩で有名な「二見興玉神社」がある。古来、神宮参拝の前に夫婦岩沖の立石浜で沐浴し、罪や穢れを祓い清める「禊祓(みそぎはらえ)」をするのが習わしだった。地元の神領民はもちろん全国から参拝に訪れる人々も行ってきたこの儀式は、「浜参宮」と呼ばれる。二見興玉神社で結婚式を挙げてから神宮に奉告参拝を行うことは、お伊勢さん和婚においてひとつの正式ルートともいえる。

「おかげさま」の心を培い感謝を伝える旅

「おかげさま」の心を培い感謝を伝える旅

二見浦で結婚式を挙げ、心と体を清めた新郎新婦は花嫁タクシーで神宮へと移動。新郎新婦及び家族は、一般参拝者は入ることができない正宮参拝と生の宮中雅楽での神楽奉納と祝詞をいただく。正宮では白無垢や色うちかけの着用は許されておらず、正装である本振袖を着用して祈祷する。そこで培うのは、大いなる神恩と自然への感謝の気持ちを込めた「おかげさま」の心。大切に育ててくれた両親に、一生に一度のお伊勢参りを叶える機会となる。

鳥居前にて記念撮影。正宮へ日本人の正装であるきもの、本振袖を着用する。お伊勢さん和婚は、普通では入れない場所で参拝ができるなど、ボルボレッタならではの特別な配慮が随所にあり、ふたりや家族の満足度も非常に高い。

神宮での結婚奉告を無事に終えた後は、見どころ満載の伊勢志摩の旅を楽しもう。宿泊は、美しい海を一望する鳥羽や志摩のホテルや旅館がおすすめ。皇族や国賓もうならせてきた海の幸を、思う存分堪能できる。美し(うまし)国と呼ばれた伊勢への旅。それは、ふたりの新たな人生の門出と家族の絆を深める大切なひとときにふさわしい。

神宮での結婚奉告を無事終えた後は家族そろっての食事会を。矢野さんご夫妻はドレスに着替え、鳥羽湾を見渡すオーシャンビューが魅力の「鳥羽国際ホテル」で和やかな会食と宿泊を堪能した。

問い合わせ:お伊勢さん和婚

初出:日本の結婚式No25 取材・原稿:山葵夕子
写真協力:矢野・高橋ご両家

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