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【大人ウエディング講座】結婚式のお料理
〜婚礼料理決定のポイント〜

2018/06/01

挙式の後に披露宴、パーティ、会食、どのようなスタイルにおいても重要になる料理のおもてなしについて、人気ウエディングプランナー岡村奈奈さんが明快レクチャー。

料理のジャンルとメニューはゲストの顔ぶれにあわせて決めよう

披露宴には、決められた席に座った状態でサービススタッフが一皿ずつ運んでくれるコース料理を食べる着席スタイルと、バイキング形式の料理を各自が自由にとり立ったまま食べる立食スタイルがある(そのほか着席ビュッフェというスタイルもある)。一般的なのは着席スタイルの招待制で、親族中心の披露宴ではこちらが無難。
日本ではカジュアルな印象をもたれがちな立食スタイルのパーティでは会費制にすることも多い。招待制の披露宴では招待客からご祝儀をいただくことになり、そのご祝儀に対し披露宴のなかでどこまでお返しをできるかが、料理のグレードを決めるうえでとりわけ重要になる。

スタイルを決めたら料理のジャンル選び。ジャンルの決め手はゲストの顔ぶれを思い浮かべたときのイメージ。家族が「結婚式=○○料理」と思い込んでいる節があればそのイメージに従うほうが喜ばれるし、大勢の友人を招待する披露宴なら彼らがこれまで出席した結婚式で何を食べたか尋ねてみることで、どんな料理を期待されているかのヒントがつかめることもある。ポイントは、ゲストの期待にこたえること。

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会場決定前に行く「試食会」のポイントとは

必須とまでは言わないが、なるべく参加しておきたいのがブライダルフェアの「試食会」。試食の内容はダイジェスト版(プチコース)でもかまわない。コツは、堅苦しく考えすぎずに雰囲気に浸りながら食事を楽しむこと。

1 信頼できる人と一緒に行こう

参加人数に制約がなければ会場見学をかねて親を誘ってみるのもいい。フェアは親の希望をきける絶好のチャンス。人生経験豊富な親の意見はとても貴重。感想にきちんと耳を傾けたい。ふたりの選択に不安をもっている親ならなおさら連れだして。

2 料理を写真に撮っておこう

試食の場では美味しく食事を楽しむことが大事だが、何も記録していないと、何を食べたか、盛りつけはどんなものだったか、どうしても忘れてしまう。料理を撮影するのは本来あまり行儀のいいことではないが、メモより写真に撮るほうが確実。

3 サービススタッフと会話しよう

味や量だけでなく、器や盛りつけ方、サービスの雰囲気まで全体を見渡して「感じる」ことが大切。「この食材は結婚式当日に調達できるか」「年配の親族には食べにくいのではないか」など気になることがあれば質問して積極的に振る舞うといい。

4 ゲスト目線で設備なども確認を

結婚式当日は新郎新婦とゲストで利用する設備がまったく異なるもの。たとえば喫煙室やパウダールームまでの導線はぜひチェックしておこう。ゲスト席から新郎新婦のメインテーブルはどう見えるかも実際に座った状態で確認しておきたい。

5 料理演出が可能かも尋ねてみる

食事にインパクトをつけるのはオススメ。食がテーマの演出はますます多彩になっている。たとえばシェフによるメニュー紹介もそのひとつ。オープンキッチンのある会場等では食材のプレゼンテーションや調理中のライブ中継が入ることも。

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「美味しかったよ」の一言を聞くためにできること

「会場選びや打ち合わせの段階では料理についてある種の寛容さをもてるといいでしょう」と岡村さんはいう。
披露宴の印象は料理で決まるが、だからといって「料理が美味しくなかったら台無し!」と神経質になりすぎる必要はない。たとえば試食で「量が少ない」「味が濃い」などと感じたとしよう。けれども大勢で2時間以上かけて食事をする披露宴の席ではお酒も入るので濃いめの味付けが喜ばれたり、時間をかけて味わうことで実際の量より多く感じられたりもする。
ゲストは料理を楽しみにしつつも結局は幸せそうなふたりを見にやって来る。新郎新婦が幸せそうに輝いて披露宴の盛り上がりも最高潮なら、そこでゲストは「いい結婚式だ」と記憶するだろう。料理だけでなく祝福の空気や笑い声も一緒におなかに入っていく。
「新郎新婦のほうはまわりが美味しそうに食事するのを見て、そこに喜びを感じられるといいですね」(岡村さん)

結婚式から数年経っても「あのときの料理、本当に美味しかったよ」と言ってもらえたら、これほど嬉しいことはないはず。岡村さんのアドバイスも参考に、どうしたらゲストに喜んでもらえるか、ふたりの答えを見つけてほしい。

 

〜お話を伺った人〜 岡村 奈奈さん

音大卒業後、結婚式場やウエディングプロデュース会社、レストランなどでの勤務を経て2005年にフリー転向。ウエディングプロデュースのほかに専門学校講師、商品企画、イベント企画、メディア出演など多岐にわたる活動を展開。フリーランス・ウエディングプランナーのパイオニアとしてますます注目されている。

 

 

初出:「日本の結婚式」No.19 イラスト/今井未知