ホテルや式場の本格神殿で
厳かな神前式を（2017年度版）

神前式は神社でしかできない、と思っている人もいるのでは？　実は、ホテルや式場で立派な神殿を備えているところも多い。神職による神前式が厳かに執り行われ、雅楽の生演奏や巫女舞があるなど、神社と同様に厳粛な神前式が叶う。ホテルや式場での神前式の利点としては、たとえば宿泊や披露宴・会食ができたり、仕度部屋や控室などの設備が充実していること、挙式から披露宴で移動の心配がないことがあげられるだろう。年配者や小さな子ども、遠方からのゲストが多い場合など、ホテルや式場の神殿での神前式も考えてみては。ここでは、首都圏のホテル・式場の本格的な神殿を紹介。

目黒雅叙園の「天穂殿」。四季山水の壁画に囲まれた風雅な神殿。高貴な紫と黒を基調にし格式の中にもモダンな美しさを表現。収容人数80名。前室には子宝に恵まれるようにという願いの込められた日本画が描かれている。目黒雅叙園にはもうひとつ絢爛豪華な美術品に彩られた典雅な「大巳殿」がある。

下町和婚で人気の浅草ビューホテル。館内神殿は浅草神社唯一の分社。100名着席可能なので親族はもちろん友人にも参列してもらえる。

ホテル内に２つの神殿があり、出雲大社の御霊を祀る「豊生殿」は白木と大理石の床が厳かでありながら明るい印象の空間。伝統的な神殿造りの「慶雲殿」での挙式も選べる。

千葉県のホテル・式場で唯一の独立型神殿「出雲大社　千葉湖上殿」。水辺に佇む歴史ある神殿は窓から緑と滝を望める。

出雲の縁結びの神様、大国主大神を祀る神殿で行われる八芳園の神前式。お母さんに手を取られて花嫁が太鼓橋を進む入場シーンは忘れられない感動に。

明治記念館の本館内に佇む、総檜造りの「儀式殿」。神前挙式は明治神宮の神職、楽人、巫女によって厳かに執り行われる。

撫でると願いが叶うといわれる「なで石」でも知られる牛天神北野神社がご祭神の嘉ノ雅茗渓殿。和楽器生演奏や折り鶴シャワー、挙式後の人力車での花嫁行列など華やかな挙式演出を多数用意している。