神社・会場
同時挙式から50年、
三組で再び仲良く合同金婚式
2017.06.06
豊かな自然に包まれた小田原城址公園内に鎮座する由緒ある神社、報徳二宮神社。
この三月、この報徳神社で三組合同の金婚式が行われた。三組は兄弟で、50年前にも同神社で合同で挙式しており、想い出の場所で節目を祝ったことになる。
ちょうど50年前、偶然同じころに縁談がまとまった兄弟の父親の発案で、同神社に相談し、三組の合同挙式を実施。当時も珍しい結婚式として話題になったという。
今回、全員が70歳を超え、折角の節目に是非何かやろうと話し合い、元気で過ごせている感謝も含めて再度一緒に金婚式を、ということになったそうだ。
三組の夫婦は、まずは本殿で草山宮司らによる奉告祭の神事を行い、一枚ずつ記念の絵馬を奉納。その後庭園で歓談したり、報徳会館で昼食を楽しんだりと充実した時間を過ごした。
庭園での歓談中には夫たちから妻たちへの花束の贈呈もあり、全員に笑顔が広がった。
近年は何かと多忙で揃ってゆっくり会うのは数年に一度程度だったというが、思い出の神社での金婚式を通して、さらなる共通の思い出が生まれたことだろう。
50年の歳月のかけがえのない価値を、光沢が美しく容易に変質しない金になぞらえたことから始まった金婚式。
人生50年と言われたのも昔の事。これからますます三組の夫婦が元気で笑顔で暮らせることを、同神社も見守り続けるだろう。
この三組のように、50年後もふたりでここに。
報徳二宮神社は、ふたりの記念の場所として存在し続けてくれるに違いない