和装・ヘアメイク

【和婚をつくる人々】 
友禅作家 秋山章

2016.10.14

この秋大きな注目を集めた芸能人の和婚といえば、片岡愛之助・藤原紀香夫妻の結婚式。その花嫁衣裳を手掛けたのは、京都本手描友禅作家の秋山章。京都の地に降り立ち創作の道に入って今年で65周年、85歳になった秋山章は今も婚礼衣裳の制作活動を続け、古来変わることのない日本の結婚式の美しさを現代の花嫁たちに届けつづけている。

「その美しさを語り継がれる、最高に美しい、日本の花嫁になってください」

「生まれて死ぬまでひとりの儀式。結婚式だけは、ふたりの 祈りであり、皆が参加して成立する儀式です。その場ではす べての人々が心をひとつにして、ふたりの幸せだけを祈る。 これが結婚式を行う意味です」と秋山章は語る。秋山は、朝の祈りから仕事を始め、夕の祈りで仕事を納める。大切な儀式の衣裳は祈りの日々の中から生み出されていく。

「生涯に一度の大切な儀式の衣裳は、その国の歴史や文化が息づくものでなくてはいけないと思うのです。うちかけの花嫁様こそが世界で一番美しい。祈りの儀式のための白無垢、そして、 お披露目の席での豪華なうちかけ。日本の伝統を身にまとい その美しさを長く語り継がれる、最高の花嫁様になっていた だきたい。花嫁様への憧れと祈りを込めて、65 年間ずっと脇目 もふらずに、ただ創り続けてきました」

若い日、美しい花嫁に魅せられて友禅の道に入ったという秋山章。 以来ずっと、「品位」「格調」「豪華」「華やか」「清楚」、この五つが花嫁衣裳を考える基本で、ここから外れることはない。
「『衣(い)は人格の衣(ころも)なり』といいます。花嫁衣裳は、着る花嫁様の人格を引き出すためのものでなくてはなりません。花嫁様は衣裳に着られるのではなく、着こなすた めに人格を磨き、一段上をめざしていただきたいと思います」

秋山章 あきやま・あきら

20 歳で友禅の道に入り、京都にて独学で染色工芸を学ぶ。 65 年にわたり、本手描友禅の高級婚礼衣裳を創り続けてきた。一点ずつが煌めく宝石や芸術作品のようなうちかけを専門につくる日本の第一人者で、数多くの女優やスポーツ選手、有名人の結婚式の花嫁衣裳を手掛けてきた実績をもつ。「日本伝統儀式衣裳 友禅保存協会」常任理事、「日本伝統儀式 日本の結婚式を守る会」 会頭として、日本の伝統文化と服飾文化の普及活動に努める。

日本伝統儀式 日本の結婚式を守る会:http://gishiki-ishou.jp/
日本伝統儀式衣裳 友禅保存協会:http://www.denyu.net/
本手描き友禅作家秋山章:https://akiyama-akira.com

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