和装・ヘアメイク

【花嫁和装レクチャー】
衣裳選びの最初に知っておきたい
「きもの」の種類

2018.07.03

結婚式で花嫁和装が着てみたいと思っても、どれが何という名前なのか、また、どのタイミングで何を着るべきなのかルールがよくわからない、そんな人だって多いはず。そこで、衣裳選びの基本となる「きもの」の種類につて、まずは知っておこう。

色打掛:披露宴で映える、華やかで豪華な印象のきもの

色打掛:披露宴で映える、華やかで豪華な印象のきもの

その名の通り、色の付いた打掛のこと。金、銀、赤などさまざま色や柄が入り鮮やかな模様や刺しゅうを施した豪華絢爛なものが多く、一目で華やかな存在感を放つ。そのため、白無垢やウエディングドレスで挙式した後、披露宴でのお色直しに選ぶ人が増えている。大人数での盛大なパーティやホテル・式場でのきちんとした披露宴にはぜひ着ておきたい。格式高い衣裳なので和の挙式にもふさわしい。

白無垢:和の挙式で着ることが多い、格式高い儀式の衣

白無垢:和の挙式で着ることが多い、格式高い儀式の衣

白い打掛のこと。なぜ白なのかには諸説あるが「どんな色にも染まります」という花嫁の決意が込められている。和の挙式シーンで最もよく見られる衣裳で、披露宴で着ても良い。ただし、披露宴中お色直しの後に着るのではなく、挙式で着てそのまま披露宴へという場合が多い。もともとは衣裳も小物も全て白で統一するのが正式だが、最近は襟元に差し色が入っていたり、刺しゅうが施してあったりと、選ぶ楽しみも増えた。

引き振袖:会食やパーティ、比較的カジュアルな挙式にも

引き振袖:会食やパーティ、比較的カジュアルな挙式にも

長い袖と引きずるほど長い裾は花嫁だけの着こなし。赤や金などさまざまな色を使った華やかな振袖のこと。打掛との見分け方として「帯が外に出ている」ことが特徴。白無垢や色打掛に比べると軽いので、動きの多い人前式や比較的カジュアルな雰囲気のレストランでのパーティ・会食などで着用されることが多い。帯や小物、ブーケなとのコーディネートが楽しめるのも魅力だ。

和装コーディネートに欠かせない小物たち

和装コーディネートに欠かせない小物たち

花嫁衣裳は小物も花嫁用のものがあって、セットの組み合わせが決まっていたり、好みで選んで変えられたりなど、衣裳店によっても考え方は違う。きものコーディネートのポイントになる重要なアイテムなので、どんなものがあるのか名前と意味くらいは知っておきたい。

筥迫(はこせこ)
もともとは江戸時代の化粧ポーチで成人女性の持ち物だった。今は、きものの胸元に飾る装飾品。(イラスト右上)

懐剣(かいけん)
新たな人生へ旅立つ花嫁を災いから守る役割といわれている。房のある袋に入れて、胸に差す。(イラスト右下)

末広(すえひろ)
扇子のこと。イラストのように手に持つためのもので、開いてパタパタあおぐのはマナー違反。(イラスト左上)

草履(ぞうり)
草履の高さは、打掛や引き振袖は裾を引くために高いものを。白無垢の際は、草履も白が基本。(イラスト左下)

イラスト:辻 ヒロミ
<初出>『日本の結婚式』No.26

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