【花嫁の和装snap】
成人式や卒業式の振袖で結婚式
成人式や卒業式で仕立ててもらった、家族にとっても思い入れのある振袖。それを婚礼衣裳としてもう一度、結婚式で着ている先輩花嫁も実は多い。どんなアレンジやスタイルで花嫁衣裳に仕立てているのか、実例写真で見てみよう。
婚礼小物のアレンジで結婚前と後をさりげなく表現
花嫁が着ているのは、成人式の振袖。結納の席で着た際に両親がとても喜んでくれたため、結婚の披露パーティでも着用することにした。ポイントは、小物づかい。成人式からの流れが感じられるように、パーティの最初はあえて成人式と同じ着付けで、パーティ中に正しい婚礼小物を合わせて婚礼用の着こなしにアレンジして再登場。新郎はパーティらしい洋装で。
成人式の振袖ならでは、披露宴内で感動の演出
20歳のとき母親に仕立ててもらった思い出の振袖を色打掛の掛下として着用した。赤の振袖と深いブルーの色打掛の鮮やかなコントラストが美しい。また、お母さんに振袖を外してもらう「子育て結び」という演出を披露宴中に行い、ゲストからも大好評だったそう。
成人式の振袖を色打掛に仕立て直し前撮りで着用
結婚式の衣裳がすでに決まっているとしても、前撮り撮影で振袖を着ることだってできる。写真の先輩花嫁は、成人式のためにあつらえた赤い振袖を色打掛に仕立て直してもらい着用。
家族の思い出が詰まった振袖と小物で挙げた結婚式
お色直しで着た個性的な振袖は、花嫁の母親のために祖母が仕立てた、親子三世代の思い出が込められた究極の1枚。同じく母親の嫁入り道具だったという「びらかんざし」を文金高島田に合わせた。衣裳の色にマッチしたボールブーケで、いまどきの華やかでモダンな印象をプラス。
受け継がれた振袖に婚礼用の帯を買い足して、さらに縁起よく
緑色が鮮やかで目を惹く孔雀柄の振袖は、花嫁の母親のために祖父と祖母が仕立ててくれたもの。今回、娘の結婚のために母親が買い足してくれた帯は、いい風を取り込めるように縁起のいい結び方をした。小物に黄色の差し色で明るく柔らかな雰囲気を演出。
振袖を着るのは今回限り、結納の席でのこだわり晴れ姿
未婚女性の第一礼装である振袖を着られるのは最後だと思い、結納のときに憧れの高級ブランド、桂由美の振袖を奮発してレンタル。華やかな薔薇の柄が両家を結ぶ晴れの日を彩った。紫色が好きな新郎と両親も、当日の和装姿に大喜びだったそう。