お役立ち知識

神前式における
披露宴会場の種類と選び方

2019.08.19

日本の伝統的な挙式スタイルである神前式。教会とは異なる厳かな雰囲気や和装の衣装など魅力も多いため、神前式のスタイルで挙式を行いたいという方もいらっしゃるだろう。神前式を行う際に注意したいのは、披露宴会場の選び方。披露宴を神前式を挙げる神社や結婚式場に併設された会場で行うべきか、もしくは場所を移して行うべきか気になるところ。神前式での披露宴会場選びのメリットとデメリットを押さえて、ふたりらしい披露宴を叶えよう。

神社の敷地内にある披露宴会場

神社の敷地内にある披露宴会場

神社の中には披露宴会場を兼ね備えているところもあり、挙式から披露宴まで神社の敷地内ですべて行うことが可能。同じ敷地内で挙式と披露宴の両方を行えるため、移動に手間がかからないのが大きなメリット。

神社は何十年、何百年と残り続けるため、ふたりにとって挙式だけでなく披露宴の思い出もいつまでも残り、何度でも訪れることができるという点も、神社で挙式と披露宴の両方を行う魅力のひとつ。

一方で、神社によっては建物や構造が古く、バリアフリーが整っていないなど設備が不十分な場合もある。事前に設備の確認を十分に行い、必要に応じてサポートを要請するなど対応しておかなければ、参列者にとっては不便なことも。

ふたりにとってメリットがあるかどうかだけで選ぶのではなく、参列されるゲストへの配慮も忘れずに。

神社から移動した場所にある披露宴会場

神社から移動した場所にある披露宴会場

神前式においては、挙式と披露宴を別会場で行うケースも。

挙式は神社で行い、披露宴はレストランやホテルなど別会場で行うメリットは、挙式と披露宴で雰囲気を一変できる点。特に、多彩な衣装を着用できるのも大きな魅力。神社での神前式では和装を着用し、厳かな神社とは異なるイメージの会場にて空間の雰囲気に合わせて洋装を楽しむことも可。一生に一度の晴れ舞台だから、様々な衣装を着てみたいという新郎新婦には神社とは別の会場を選ぶのがおすすめ。

一方で注意しなければいけないのは、「移動」の問題。神社から数分程度で移動に困らない距離に披露宴会場があるのなら問題ないが、移動に要する時間があまりに長い場合は、参列者の大きな負担となってしまう。参列者の人数が多い場合は、スムーズに移動を行えるようバスなどの移動手段を予め確保しておこう。

また、移動に際して空き時間ができて参列者を待たせてしまうことも。挙式の終了時間・移動時間・披露宴の開始時間を入念に調整し、どうしても空き時間ができてしまう場合は控え室や軽食を用意するなどの工夫を。

神社と会場が分かれていると、契約の問題で同じカメラマンやヘアメイクに対応してもらえないこともあるので、撮影やメイクに不備が生じないようこちらも事前確認を忘れずに。

神殿が併設された披露宴会場

神殿が併設された披露宴会場

神前式は、一般的には神社で行うイメージが強いが、神前式を執り行える神殿を備えている結婚式場もある。同一の建物内に神殿と披露宴会場が完備されているため、挙式から披露宴へスムーズに移ることができ、比較的待ち時間も少なく参列者の方も安心。

また挙式から披露宴まで同じスタッフに担当してもらえるため、異なる会場を利用する場合に比べて打ち合わせの時間が削減できたり、結婚式場によっては挙式と披露宴の両方を申し込むことで割引が適用されたりするのも魅力。

デメリットとしては披露宴会場が絞られてしまうことから、比較をしながら会場選びができないので、披露宴会場にこだわりたい方は、別の会場を探した方がよいかもしれない。

ふたりの理想に合った披露宴会場を選ぼう

ふたりの理想に合った披露宴会場を選ぼう

神前式は披露宴会場の選び方によって、ゲストにとっての印象や予算が大きく変わってくる。各会場のメリット・デメリットをしっかりと比較検討し、満足のいく披露宴会場を選択するようにしよう。

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