お役立ち知識

神前式の儀式のひとつ
「誓詞奏上」とは?

2019.11.26

厳粛な雰囲気の中で行い、日本文化の良さを味わえる「神前式」。「神前式」には様々な古来の儀式が組み込まれており、日本の「和」を心から感じることができます。

いくつかある儀式の中で、特に誓いの言葉を述べる「誓詞奏上(せいしそうじょう)」は新郎新婦に注目が集まり、ふたりが並んでいる様子を写真に残す絶好の機会でもあります。今回は、神前式における儀式のひとつである「誓詞奏上」の意味や、注意点について解説していきます。

「誓詞奏上」とはそもそも何か?

「誓詞奏上」とは、新郎新婦が連名で読み上げる、誓いの言葉の事を指します。新婦に注目が集まりやすい結婚式において、新郎が誓詞の全文を読み、新婦は自分の名前の部分だけを読み上げるのが基本となります。(中には、新郎新婦がふたりで同時に誓詞を読むというケースもあります)

キリスト教式での誓いの言葉は、牧師からの「永遠の愛への誓い」の問いかけに対して「はい、誓います」と答えますが、神前式の場合は、高らかに誓詞を奏上することから、新郎新婦が自ら結婚の誓いを宣言する形式となります。

「誓詞奏上」をするタイミングは一般的に、三献の儀(夫婦でお互いの杯を交わしあう儀式)の後、玉串奉奠(玉串を神前に夫婦で捧げる)の前に行われます。

「誓詞奏上」とは何が書かれているのか?

一般的に読み上げる「誓詞奏上」には実際、何が書かれているのでしょう。おおまかに以下の3つを神前や参列者の前で奏上します。

・結婚の報告
・夫婦の誓い
・締めの言葉

まずは、ふたりの結婚を報告します。「今日の佳き日に私共は、○○神社(神宮)の大御前で結婚式を挙げました」といった言葉を読み上げます。

次に、これから夫婦としてふたりの絆を築いていくこと、また夫婦で協力し助けあっていくことを宣言します。「素晴らしい伴侶に出会えましたことを心から喜び、良い家庭を築いていきます」「信頼と愛情を持って、助け合い励まし合いながら、素晴らしい家庭を作っていきます」といった内容を述べます。

最後は、締めの言葉となります。「何卒幾久しく御守りください」と読み上げた後、日付とおふたりの名前で締めます。

通常、神社や式場が定型文のようなものを用意していて、それに日付と名前をそれぞれの個別の内容に当てはめて、読み上げるということが多いです。自分たちでオリジナルのものを作成するカップルもいらっしゃいますが、その場合は内容を事前に会場に確認してもらうなどしましょう。

「誓詞奏上」で注意しなければならないことは?

「誓詞奏上」で注意しなければならないことは?

神前で奏上する際には、いくつか注意点があります。

誓詞は目線よりも下げないこと

 
あくまで神前で行う儀式ですので、神様に失礼があってはいけません。読み上げる際に頭が下がり過ぎないように、目線の高さには気を付けるようにしましょう。誓詞は和紙に書かれたものを見ながら読み上げるのが一般的なので、暗記をする必要はないですが、目線の高さを意識して読むようにしましょう。

持ち方にもポイントがある

 
誓詞の持ち方には、ポイントがあります。まず、折りたたんである誓詞に右手の親指を入れて開きます。次に誓詞の右側を新郎の右手で、左側を新婦の左手で持ち、その後新郎が読み上げます。持ち慣れていないということもあるので、本番前にふたりで練習をしてみるとよいでしょう。

読み終わるまで、意識を二人で集中させる

 

基本的に新郎が読み上げる儀式ではありますが、ふたりの誓いであることは変わりありません。新婦も誓詞の文字を目で追って、心の中で一緒に読むようにしましょう。写真も撮られる場面ですので、気を抜かず。

和を感じる儀式を叶えて

誓詞の文字は普段馴染みのない言葉も盛り込まれているため、フリガナがふってある場合がほとんどですが、心を込めて読み上げられるように、式の前に「誓詞奏上」の内容と意味をよく理解しておくとよいでしょう。

「誓詞奏上」は、新郎が凛々しい姿を、新婦や参列者にも見せることができる場面でもあります。奥ゆかしさの中にも勇ましさも残る、伝統の儀式「誓詞奏上」。ポイントを押さえた上で、この素晴らしい「和」を感じる儀式をぜひ体感してみてはいかかでしょうか。

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