お役立ち知識

色打掛の小物合わせと
スタイリングの秘訣

2022.05.20

色や柄から好みの色打掛を選んだら、小物選びにもこだわりたいですよね。小物によって見た目や印象がグッと変わるので、スタイリングの秘訣を知ることで、もっと素敵な和装花嫁に。今回は、着付け師として長いキャリアをもつウエディングプランナー杉山幸恵さんに、個性が引き立つ着こなし術についてお伺いしました。プロの着付け師のアドバイスを参考に、和装スタイリングををとことん楽しんでみてください。

アントワープブライダル代表杉山 幸恵 さん

  • 杉山 幸恵 さん

現代の和を提案する着付け師。多くのメディア撮影の着付けやスタイリングも担当。著書に「着付け師という仕事」など。

色打掛の小物には、どんなものがあるの?

掛下、半襟、伊達衿、帯揚げ、5点セット(筥迫、懐剣、帯締め、末広、抱え帯)などが、色打掛を構成する主なアイテム。それぞれ基本の白の他に、カラフルなもの、素材感があるものなどがあります。

懐剣(かいけん)

花嫁が式当日に胸に忍ばすお守り刀。結び目と飾り房が目を引き、単色のものや2色使いのものなどがあります。

半襟(はんえり)

着物の襟の汚れを防ぐもの。顔を囲む位置にあるので顔映りのよい白が多いですが、カラフルな刺しゅうも人気があります。

筥迫(はこせこ)

江戸時代のいわゆる化粧ポーチで実用を兼ねた装身具。小さな巾着と飾り房がついており、色や素材も多種。

伊達衿(だてえり)

別名「重ね衿」。何枚かの着物を重ね着しているように見せ、胸元が華やかに。全体を引き締める効果も。

「杉山先生に聞く」花嫁和装スタイリングの秘訣

色打掛をより自分らしく着こなすには、小物合わせが重要。杉山先生に習う3つのポイントを参考に、個性的な和装スタイリングを目指してみてください。

Point① 掛下も色をセレクト

色打掛の下に着付ける着物(掛下)。掛下は白が定番ですが、「色掛下」は見える面積が大きい分主張が強く、コーディネートの変化がわかりやすいのが特徴としてあります。同系色が合わせやすいですが、全く違う色の組み合わせもモダンでおすすめ。

Point② 半襟の刺しゅう色で顔回りを華やかに

顔回りの印象はとても大事。白を基調としつつ、薄い刺しゅうが施された半襟で顔回りを明るく見せることができます。色打掛を引き立たせたり、カラー半襟やカラフルな刺しゅう半襟で個性的にモダンな雰囲気に見せる使い方もおすすめ。

Point③ 小物でポイントをつける

色打掛の柄に使用されている1色を取り入れると失敗がありません。写真は懐剣、筥迫、帯締めと刺しゅう半襟に、色打掛の花の柄に使われている水色を取り入れたコーディネート。白地に赤や黄色が華やかな色打掛に、清楚な水色の小物が映えているのが印象的。

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