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家の絆を結ぶ思いやりの婚約の式儀式① 結納

2022.06.23

大切なものを贈り真心を伝える儀式

大切なものを贈り真心を伝える儀式
ほとんどのカップルが行っている両家の顔合わせ。
結納式をちゃんとすることで
「両家のけじめになった」
「結婚準備がスムーズになった」という声も。
写真/城山観光株式会社

結納は1400年前頃から始まったとされる公家や武家の婚礼文化で、明治時代から一般庶民も行うようになりました。本来の結納品は嫁入り衣裳の生地や帯、花嫁門出の宴席の酒や肴などの産物だったそう。時代や地域によって納める品や形が変わっても、ご縁が結ばれた喜びの気持ちを贈る意味は変わりません。かつては仲人が間に立ち、新婦宅で執り行っていましたが、現在はホテルや料亭などの個室に両家が集まり、結納式と会食をするケースが多いです。結納は「相手を思いやる心」が大切で、特に新婦の親に、新婦を生み育ててくれた感謝を伝え、大切に迎える気持ちを表す意味があります。結納で正式な婚約が整い、親同士の距離もグッと近くなるので、結婚式や新生活の準備が円滑に進みやすくなるのが特徴。

式次第

式次第
結納は地域ごとに違うため、
男性側に合わせて準備するとされていますが、
すべて両家で相談して決めるのがベスト。
あまり堅苦しく考えず、
思いやりの気持ちで準備をしましょう。

1. 会場到着・飾り付け

男性側が結納品をセッティングし、整ったら女性側も部屋に入り席に着く。

2. 結納式

男性が開式の挨拶をした後、「婚約のしるしとして結納品を持参しました。幾久しくお納めください」と口上を述べる。次に女性が「幾久しくお受けいたします」と返答。結納返しがある場合は、逆の口上を述べて取り交わす。最後に男性側の父が「これにより、ふたりの婚約が成立しました。これからもよろしくお願い申し上げます」と挨拶する。

3. 婚約記念品の贈呈

男性から女性へ、婚約指輪など婚約記念品を贈呈。時計など女性から男性へ贈呈。ふたりから親へ感謝の挨拶。

4.記念撮影

結納飾りと一緒にふたり、家族、両家で撮影をする。

5. 祝宴

結納品は会食後に箱にしまい包んで持ち帰る。

地域ごとに異なる「結納品」

結納品は関東式と関西式で飾り方が大きく違うので、結納店や会場スタッフに相談するようにしましょう。

関東式

関東式は華美を排した武家文化らしい洗練された飾り。目録を入れた9品目をひとつの台に飾り、7品・5品の略式も。

①目録(もくろく)
②長熨斗(ながのし)
③御帯料(おんおびりょう)
④勝男節(かつおぶし)
⑤寿留女(するめ)
⑥子生婦(こんぶ)
⑦友白髪(ともしらが)
⑧末廣(すえひろ)
⑨家内喜多留(やなぎだる)

関西式

公家文化らしい華やかで豪華さを感じる関西式の結納品。雅やかな結納飾りが特徴で、品ごとに台に載せて並べます。

①小袖料(こそでりょう)
②松魚料(まつうおりょう)
③家内喜多留料(やなぎたるりょう)
④寿留女(するめ)
⑤子生婦(こんぶ)
⑥高砂(たかさご)
⑦熨斗(のし)
⑧寿恵廣(すえひろ)
⑨結美和(ゆびわ)

この人に聞きました!細井 良浩 さん

  • 細井 良浩 さん

    大阪長生堂 代表取締役社長。
    創業から100年続く
    結納儀式用品の製造販売業。
    結納の伝統文化を伝える活動を行う。

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