日本の結婚式25CoverStory
原宿 東郷記念館
〜日本の四季に祝福されて〜
原宿東郷の杜に流れる穏やかな幸せの時間
JR 原宿駅から徒歩3分の至近に広がる東郷神社の杜は、深い緑と清らかな良い気を肌で感じられる、都心のオアシス。ここでは結婚式も盛んに行われていて、杜の中で東郷神社と隣り合う原宿 東郷記念館にウエディングに必要な施設がすべて揃い、披露宴も楽しめる。
挙式は東郷神社で、日本古来の伝統に則した本格的な神前式を。その後の披露宴も杜のなかで、移動がスムーズなことも嬉しい。披露宴も純和風に、あるいはドレスに着替えて、和と洋の両方を体験することもできる。自然の光と風と、四季折々の彩りがあふれる原宿東郷の杜は、都内でも有数の、人気の和婚スポットだ。
参進の列は庭を抜けて緑ゆたかな神社境内へ
原宿 東郷神社での結婚式は、東郷記念館の庭園の池にかかる橋の上を新郎新婦と家族、参列者が神職に先導されて神社へと向かう「庭参進」から始まる。参進太鼓が鳴り響き、清らかな雅楽の音に先導されて、花嫁行列は神社境内へ。神社本殿へと続く緋色の毛氈(もうせん)が樹木の緑に映え、花嫁の白無垢姿を眩しく輝かせる。
神社で執り行われる儀式は、日本伝統の結婚式を今に受け継ぎ形にした神前式。式次第の一つひとつに「幾久しく幸せでありますように」との思いが込められていて、一生を誓う新郎新婦はもとより、参列者一同が心をひとつに祈る瞬間は感慨深いもの。東郷神社での挙式には友人も多数参列でき、非日常の体験として大変喜ばれているという。
原宿 東郷の杜
都会に残る自然を守る神社の杜が心のふるさとに
原宿東郷の杜で結婚したカップルの多くは、式を挙げたこの地にまた帰ってくるという。初詣や桜、紅葉などの季節を感じるために、あるいは子供の初宮参り、七五三など、人生の節目ごとに神社にお参りすることで、幸せな家族の歴史が綴られていく。神社で挙式することの良さでもある。
初出:日本の結婚式No25
撮影/鍋島徳恭
着付け・スタイリング/杉山幸恵
ヘア&メイク/久保りえ
モデル/日下部ゆいこ、用松正一郎
衣裳/原宿東郷記念館衣裳室