結婚式ができる神社へお参り
〜八王子・府中編〜
「日本の結婚式」に掲載されている神社へ、実際にお参りに行ってみよう!企画。今回は、東京都の西側、八王子と府中へ行ってきました。
八幡八雲神社
開運招福・厄除けの神として地元の人々に愛されている神社
八王子駅より徒歩10分。八幡八雲神社は八幡神社と八雲神社を合祀したもので、開運招福の八幡神社、厄除けの八雲神社と両方のご利益がいただける珍しい神社だ。また、2つの神様を祀っているため社殿の屋根が通常とは違った特徴的な造りになっているのも見どころの一つ。他にも境内右側には東京都指定旧跡「横山党根拠地」(横山神社)や、末社が色々あるので、たくさんパワーを頂いて帰ろう。
静かな住宅街に突然鮮やかな朱の鳥居が飛び込んでくる。鳥居をくぐり参道を歩くと、歴史を感じる灯篭や狛犬などが見られる。
参道右側にある狛犬。獅子山といって一番上に親獅子、下にいる子獅子が上をうかがう造りになっていて江戸時代に作られた江戸独自の様式だそう。
東京都指定旧跡、横山神社。平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した武蔵国の武士団「横山党」の始祖によって創建されたと伝えられている。
写真右/境内には厳島神社や江島神社など6つの末社がある。柵で囲われて中に入ることができないため、外側からお参り。
子安神社
安産・子育て・縁結び祈願で有名な八王子最古の神社
奈良時代、皇后の安産祈願のために創建されたと伝えられ1200年以上の歴史をもつ神社。そのため、安産祈願やお宮参りにくる家族連れが多く、平日でも大変賑わっている。拝殿奥にある末社には「歯の神さま」や「咳止めの神さま」など細かい悩みを聞いていただける珍しい神様も。忘れずにお参りしていこう。
拝殿左側には安産祈願の底抜け柄杓がたくさん奉納されている。安産の御礼には底有り柄杓が奉納されるそう。
拝殿右側には木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の御神像が祀られた神水殿。こちらは子宝祈願で竹筒を奉納する。
拝殿奥にある末社五社。虫歯の悩みには歯の神様「白山神社」、咳やのどの悩みに咳止めの神様「石神社」、足腰の悩みに足腰の神様「第六天神社」、花粉症や目の悩みに眼病の神様「御嶽神社」、商売繁盛の神様「稲荷神社」が祀られていて、それぞれ絵馬や杓文字が奉納されている。
末社5社のすぐ奥にある金毘羅神社。だるまさんが吊るされているのが珍しい。ご祭神は大黒様。
大國魂神社
1900年の歴史をもつ武蔵国の守り神
武蔵国の守り神であり、福神、縁結び、厄除け、厄払いの神さまとして広く親しまれている大國魂神社。府中駅で降り、国の天然記念物にもなっている「馬場大門欅(けやき)並木」を抜けると、大きな鳥居とたくさんの提灯が飾られた参道につながる。長い参道には摂社やふるさと府中歴史館、相撲場まであり、見どころ満載。社殿のまわりにも御水取りで賑わう「水神社」やお酒の神さま「松尾神社」などあるので、是非ゆっくりと参拝していこう。
馬場大門欅並木を抜けて信号を渡るとすぐに大鳥居がある。祭りなどのときは参道両脇に屋台がたくさん連なる。
社殿左側にある水神社。裏手にある人形流しの川(人形に名前を書いて流すと厄が取れるといわれる)につながっている。
大國魂神社で一番のパワースポットと言われている社殿裏にある御神木の大銀杏。産後の肥立ちをよくするご利益があるといわれている。
社殿の右側には東照宮も。二代将軍秀忠の命によって造営され、現在は府中市の指定有形文化財となっている。
神社と一緒にまわりたい、おすすめスポット
【八王子〜八幡八雲神社・子安神社周辺で】
八王子に来たなら是非立ち寄りたいのが結婚式場の「八王子日本閣」1Fにあるレストランフローラ。毎月変わる限定10食のランチが好評で、女子会やママ会で賑わっている。4月はスズキのハイビスカスソース 又は牛フィレ肉のステーキ ニース風オリーブトマト風味の二つからメインを選べる桜花ランチ2,800円(税込)がスタート。限定ランチは人気があるので事前に予約していくのがベスト。春の訪れを感じられる桜花ランチは4月30日まで。
【府中〜大國魂神社周辺で】
大國魂神社より徒歩5分ほどにある東京競馬場。現在は家族連れにもやさしい造りになっている。中庭には子供が遊べる遊具が充実。以前は喫煙可だったスタンドは2007年リニューアルして全面禁煙になり、レストランも充実し色々なグルメを楽しめるようになった。また、初心者には馬券の買い方など無料でレクチャーしてくれるサービスもある。G1などの重賞レースは相当な混雑だが、普段の開催日は空いているので神社で祈願後、足を運んでみるのもいいだろう。