結婚式ができる神社へお参り
~福岡・郊外編~
「日本の結婚式」に掲載されている神社へ、実際にお参りしてみよう!企画。今回は、福岡の中心地からは少し離れたところにある有名神社へ行ってきました。
宗像大社(むなかたたいしゃ)
世界文化遺産にも登録された、全国の宗像神社の総本社
2017年7月にユネスコ世界文化遺産に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として登録され、全国的にも注目を浴びるようになった宗像大社。天照大神御神の三柱のお子様、宗像三女神が祀られていて、女人禁制の沖ノ島(沖津宮)の田心姫神(たごりひめのかみ)、宗像本土より沖合11kmにある大島(中津宮)の湍津姫神(たぎつひめのかみ)、そして本土にある田島(辺津宮)の市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を合わせて「宗像大社」と称している。
大島まで渡ることはできるが時間がなくてお参りに行けないという場合でも辺津宮の境内にある第二宮(ていにぐう)に沖津宮の田心姫神を、第三宮(ていさんぐう)に中津宮の湍津姫神をお祀りしているので、こちらを参拝すれば宗像三宮を参拝したことになるのだそう。他にも宗像三女神の降臨地と伝えられる高宮祭場は、祈りの原形を今に伝える全国でも数少ない古代祭場。ぜひ参拝して。
Access
JR東郷駅北口より西鉄バス宗像大社経由神湊波止場行きで約15分、九州自動車道若宮ICから車で約20分、古賀ICから約25分
宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)
「光の道のCM」で一躍話題に、三つの日本一をもつ神社
旅のCMで「あの眺めは一帯どこ?」と有名になった光の道は、ここ宮地嶽神社の鳥居から撮られた映像。光の道のまっすぐ先に大きな夕陽が沈む、あの光景が見える時期は大変な混雑となるが、それは年に2回のことで、普段は意外に静かでのんびりとした雰囲気だ。
境内に入り本殿に参拝に向かうと。まず一つめの日本一が見えてくる。直径2.6メートル、長さ11メートル、重さ3トンもある日本一の大注連縄(しめなわ)は毎年掛け替えられるものだそう。他にも、直径2.2メートルの大太鼓と、重さは450kgもある銅製の大鈴が日本一となっている。境内には「奥宮八社」や古墳、菖蒲苑や動物園まである「民家村自然広苑」があるので、お参りに行って、ここだけで一日中楽しめそうな一大スポットとなっている。
Access
JR福津駅より徒歩20分、または車で5分
太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)
天神さまの総本宮、「学問・至誠・厄除け」の神様で観光客がいっぱい
毎年初詣には日本全国から200万人以上、年間だと850万人以上もが参拝に訪れる太宰府天満宮は、学問の神様。近年は日本国内だけでなく海外からの観光客も本当に多い。境内は広く、宝物殿や歴史館などもあり、天神様信仰や九州の歴史を学ぶこともできる。奥の小高い山には九州最古のお稲荷さんといわれている天開稲荷社がある。階段が多くて少々疲れるが、こちらもぜひ立ち寄ってみて。
駅を降りてすぐの参道には太宰府名物の梅ヶ枝餅を販売する店や土産物屋がたくさん並んでいて、ここも休日は観光客で大変賑わっている。隣りには九州国立博物館や、だざいふ遊園地などもあり、こちらもまた一日中楽しめるスポットとなっている。
太宰府天満宮
Access
西鉄太宰府駅より徒歩5分
今回は福岡空港でレンタカーを 借りて巡ってきました。公共交通機関を利用する場合、宗像大社と宮地嶽神社はセットで行けるが太宰府天満宮まで一日で回るのはキツいと思われるので、電車とバスならば1日めに宗像大社と宮地嶽神社、2日めに太宰府天満宮と分けた方がいいだろう。どの神社も広くて本当に見どころが満載なので、時間を気にせずにゆっくりと巡るのがおすすめ。