神社・会場
都心の杜で不易流行・婚礼絵巻
原宿神社・原宿 東郷記念館
2019.06.20
変わりゆく東京で守り継ぐ
古き良き婚儀を丁寧に紡いで
かつて竹下通りは川だった。そこから流れるせせらぎが、鳥取藩邸の庭だったこの池に注ぎ、やがて明治神宮の清正の井戸までながれていった。・・・目を閉じると、そんな昔の風景が浮かぶ、一万坪の自然が息づく東郷の杜。和を「尊ぶ」挙式と、和で「遊ぶ」披露宴。変わりゆく東京のただなかで、古き良き日本の結婚式を守りゆく。
両親へ伝える「感謝」と「決意」
花嫁姿を完成させるのは、母の手で娘の胸元に入れる「筥迫(はこせこ)」「懐剣(かいけん)」。親子水入らずで過ごすかけがえのない時間。「ありがとうございます」「幸せになります」
儀式
130名まで着席可能な神殿には、陽光が降り注ぐ。盃にたむける長柄の銚子に、絶えずお神酒が注がれる格調高い「三献の儀」は東郷神社ならでは。参列者全員から惜しみない拍手喝采が沸き起こるのもほかにはない式のスタイル。
おもてなし~祝宴~
神さまに日々献上するお食事は「神饌(しんせん)」と呼ばれ、ご飯をはじめ季節の海山の幸が並ぶ。そんな「神饌」をコンセプトに創られた「新日本料理」は、美しく、美味しいだけでなく、室礼や器一つひとつに意味合いが込められたもの。日本の伝統文化、食を分かち合うことで幸せをも分かち合ってきた、日本人の心が息づいている。
四季折々の景観が窓一面に映る各会場。和洋、新旧を自在に遊び愛でるおもてなしが、招かれたゲストを五感で楽しませてくれる。