夕刻の幻想的な雰囲気の中
かがり火挙式ができる東京の神社
厳かな空気の中、伝統の式次第で行われる神前結婚式。さらにドラマティックさをプラスしたいなら、かがり火挙式がおすすめ! 夕暮れから夜の時間帯、かがり火に照らされる参道を進んでいく景色は、なんとも幻想的。かがり火挙式のメインシーズンは、毎年秋10月頃から。
そこで、東京都内でかがり火挙式を行える神社に注目してみました。
明治神宮
明治天皇と昭憲皇太后を両ご祭神として祀り、日本国内のみならず海外からも大勢の参拝者が毎日訪れる明治神宮。広々とした境内を神職が先導して歩む「参進」から始まる挙式は、美しい日本の結婚式そのもの。10月から12月までは、夕刻の森閑とした境内を歩んでいく「灯り参進」が行える。かがり火と行灯が照らし出す中を列になって進む境内は、昼とは異なる趣深いもの。
明治神宮の結婚式場である明治記念館では「灯り参進」の可能日や開催時間、空き状況などを相談できるフェアを随時開催中。詳しくは、問い合わせを。
東京大神宮
伊勢神宮の遙拝殿として明治13年に創建され、神前結婚式の創始、また縁結びの神社としても有名な東京大神宮。“東京のお伊勢さま”とも呼ばれるこちらでも、季節や時間帯限定で夜の挙式が行われている。かがり火と行燈が灯る境内は、神秘的な雰囲気。挙式内容は日中の場合と同じで、伊勢神宮祭主から賜った祝婚歌の調べで舞う東京大神宮独自の「豊寿舞」が奉納されるなど雅なもの。
また、挙式後は、隣接する東京大神宮マツヤサロンで会食や披露宴も行える。随時、フェアも開催中。
芝大神宮
伊勢神宮の御祭神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)をお祀りする、江戸の昔から由緒ある芝大神宮。11月中旬から2月中旬までは、1日1組限定で「篝火挙式」(かがりびきょしき)が行われる。あたたかな「神明かり」によって照らされた参道を静々と歩む様は幻想的で美しく、参列者の心に深い感動を与え、ふたりも儀式への思いが高まっていく瞬間だ。
人気の篝火挙式は数か月前から予約が入り始めるので、希望の場合は、急いで問い合わせを。
乃木神社
六本木や赤坂からも近い都心にありながら自然に囲まれ穏やかな雰囲気に満ちた乃木神社。開放感のある屋外の社殿での挙式は、季節の訪れや自然を身近に感じられることが出来る。また季節や時間によって趣が変化するため同じ挙式は二つとしてないのも特徴的。かがり火に照らされながら行う神前挙式は、時期や時間を問わず行うことができ、なかでも心地いい風を感じながらの秋の夜は人気。
結婚式の支度と挙式後の会食・披露宴は、隣接する乃木會館で。神社と會館を結ぶ屋根付きの回廊でスムーズに移動でき、雨天でも濡れずに挙式ができるのも魅力だ。
東郷神社
「真心は神に通じる」という生き方を貫き、軍人でありながらも愛妻家としても知られた東郷平八郎がご祭神の東郷神社。原宿駅から近くアクセスが便利なのも魅力だ。神社での挙式は、10月から夜の時間も行われる。夕刻、かがり火や行燈がつけられた参道の中を歩く「参進の儀」にはじまり、儀式が終わるのは、周囲に夜のとばりが降りる頃。感動をそのままに、隣接する原宿 東郷記念館へ移動して祝宴を。
模擬挙式に参加できるフェアには、原宿 東郷記念館から申し込むことができる。