神職さんに聞く「報徳二宮神社」の十の魅力

小田原の偉人 二宮尊徳翁を祀る
明治27年創建の由緒正しき神社

報徳二宮神社の神前式は創建間もない頃から執り行われており、まだ神社での挙式が畏れ多いとされた明治時代から既に神前式を行っている由緒ある神社で、地元のみならず、首都圏をはじめ多くの地域から当社での挙式を希望される方がいらっしゃいます。緑豊かな小田原城内に鎮座する神社は、今も鎮守の杜の大樹や、四季折々の草花たちを大切にしながら、神聖なる森を守り続けていますので、都会の神社にはない、当社ならではの情緒を感じて頂けると思います。現在、参拝に訪れる皆さまには、この長いコロナ禍での不安のなかで、少しでも心安らいでもらえれば幸いです。また最近では神前式もファッション的な見た目やカタチばかり気にされる方が多いですが、神社での式を通じて、私たちに宿る日本人のこころや、目には見えないお互いの愛情や家族のまごころなども感じながら、ご夫婦としての始まりの良き節目にしていただければと思います。

昭和初期の古写真から。明治時代から挙式を執り行っているだけに、親子２代・３代にわたって挙式される方も多く、最近では金婚式を迎えたおふたりが、お子さんやお孫さんたちと一緒にお参りに来てくれることもしばしばお見受けできます。

境内の一角にある「杜のひろば」は、「きんじろうカフェ」など２つのオープンカフェがあり、参拝者の心を癒す清らかな空間です。小田原や箱根、熱海旅行の際のカフェ巡りで人気のスポットとなっています。挙式前後にもおすすめです。

ご社殿と社務所・報徳会館を繋ぐ木造の渡り廊下。天候を気にすることなく祈願が可能です。神前結婚式の「参進の儀」でも、この趣のある渡り廊下を参進することができます。写真撮影も可能で、境内の緑と光が美しい人気のスポットです。

報徳二宮神社の周年記念事業として建立された木製の鳥居。城址口には伊勢神宮の古材を用いて建てられた鳥居があり、表参道の入口にはかつて小田原城主が植えた300年杉を地元の宮大工が作った大きな鳥居があります。

春は梅や桜、夏は新緑やつつじ、秋は紅葉と、四季折々の風情を感じることができる境内は散策スポットとしても人気。授与所の横には報徳二宮神社で産まれたカメの親子や、神池ではたくさんの錦鯉たちが気持ちよさそうに泳いでいます。

最近では、四季島ツアーの朝食会場ともなる、知る人ぞ知るレストラン。地元・小田原漁港の鮮魚など、地産の食材を活かした「旬」の魅力を、地元のお酒と共に手軽に楽しんでいただけます。結婚式も同じ料理長が担当しています。

挙式・披露宴の前後に利用できる「木庭」では、コロナ禍の現在でも3密を回避させるため屋外でのプレパーティーなども提案しています。鏡開きや小田原太鼓などさまざまな演出が可能で、緑溢れるロケーションの中の記念撮影も人気です。

当社で結婚式を挙げた新郎新婦が思い出の場所に戻ってこられるように企画しているイベントが「樂友会」です。春のお花見や秋の紅葉の頃に開催して、当日は金婚式を挙げるご夫婦から結婚1周年の夫婦まで幅広いご家族が集まります。

挙式の当日、新郎新婦おふたりの誓いの思いを絵馬に託していただきます。託された絵馬は境内に奉納。結婚記念日に奉納した絵馬を探しに来るご夫婦もいらっしゃいます。絵馬を見れば、結婚の誓いをした時の記憶がよみがえることでしょう。

お宮参りや七五三など人生の節目に神社に参拝するのが日本の文化。地元・小田原の方々にとって報徳二宮神社は、大切な節目に必ず足を運び、御祈願をされる場所になっています。毎年のお正月の初詣にも、長蛇の列が出来るほど賑わいます。