【東京 柴又】地元の全面協力のもと 下町情緒あふれる結婚式
和婚のプロのサポートで
希望をすべて叶えて
映画『男はつらいよ』にも登場した川甚は、寛政年間から続く老舗の料亭。純也さんは9代目の若旦那です。
地元柴又を中心に広く愛されてきた名店の若旦那の結婚式とあって、人情に厚い葛飾柴又は上を下への大騒ぎとなりました。
「地元に根付いて商いをやらせていただいているので『初午でお世話になっている葛西神社さんでお式を』となりました。その流れで葛飾の文化に詳しい区役所の方に花嫁舟のお話をいただいたり、またそこから人力車のご提案があったり。何しろみなさん、子どもの頃から知っている方たちばかりなので、横のつながりでどんどん話が広がりまして…」と純也さん。
新婦の麻耶さんも日本文化が好きだったので、最初から和婚ありきの準備となりました。
結婚式の進行やコーディネートは、和婚プロデュースを手掛ける和婚スタイルに依頼しました。
「うちも常日頃、ご披露の席のご用命をいただくことがあるのですが、ご友人が仕切ると予定どおりに進まず、時間が押すのを目の当たりにしてきました。我々だけではとても無理と判断し、プロのサポートをお願いしました」
「数年前、うちでおばあさまが披露宴をされたので「私たちも」というお客さまがいらして、次はお子さまの七五三と、末永いお付き合いになりそうです。今回、自分の結婚式を通し、家族の絆は連綿と受け継がれていくものがあるんだなと、改めて感じました」
結婚式を8月5日にしたのは純也さんとお母さま、ふたりの誕生日だから。お母さまのサプライズケーキも、旧知の名パティシエが引き受けてくれました。93歳になるおばあさまも、念願だった孫の結婚式に出席でき、喜ばれていたそう。
◆プロデュース:和婚スタイル 浅草本店 050-5575-6541 https://www.wakon-style.jp/tokyo/
◆披露宴:料亭 川甚 03-3657-5151 http://kawajin.co.jp/
◆人力車:浅草人力車・吉兆屋 080-9400-5545 http://www.kicchouya.com/