世界遺産での挙式・わくわくが詰まったオリジナル披露宴
夢のようなウエディングストーリー
小さな頃から家族との思い出がたくさんある神社「厳島神社」で結婚式を挙げたいという夢を叶えたふたりの一日をご紹介。
※(「厳島(いつくしま)神社」の正式表記は「嚴島神社」。本記事においては「厳島神社」と表記)
大学の食堂で出会ったことがきっかけでお付き合いが始まったふたり。交際のきっかけとなった公園でのプロポーズ。結婚式は交際記念日に開催したいと、「式場を予約する際、その日を狙って必死に電話をしました。無事に予約できた時の安心と嬉しさは忘れられません」と語る新婦。
宮島の旅館で過ごす前夜~当日のお支度
結婚式前夜は、厳島神社から徒歩5分の場所にあり、宮島の山側、高台にある絶景旅館「菊乃家」に両家家族で宿泊。夕飯はそれぞれの家族で過ごし、結婚前最後の時間をかみしめるひとときに。
厳島神社での挙式
6月の梅雨時ということもあり、1週間ほど前から結婚式当日は雨の予報。天気予報とにらめっこの日々が続き、前々日も降水確率90%。しかし、当日を迎えると、雨は止み、むしろ晴れ間が見えるほどに。「神様も祝ってくれていると本当に思えました。あの奇跡は忘れられません」。
神社の回廊で写真撮影の後、朝坐屋(あさざや)という建物にて親族紹介、挙式の打ち合わせが行われました。ふたりの緊張もピークに。
観光客の賑わいの声が遥か遠くにあるかのような厳格な雰囲気が漂う本殿にて、静かに挙式が執り行われました。
「大神様の前で誓いの言葉をいう時は緊張しましたが、その雰囲気から夫婦になることを改めて実感しました。そして、これから夫として支えていかなければならないという断固たる決意をすることができたように思います」と語る新郎。
挙式中、回廊にて見学をしていた友人も集まり記念撮影に。緊張の挙式を終え、多くの友人の笑顔にほっと胸をなでおろすふたり。
テントでのオリジナルパーティ
神社からマイクロバスで、島内にある包ヶ浦自然公園に移動。そこには、ふたりの披露宴のためのテントが出現!
たいへん珍しいスタイルのパーティにゲストの期待も最高潮に。
新婦の幼馴染による友人代表スピーチ。涙ながらに思いを伝える姿に、「これからもずっと友達でいたい。そしてこれからも友達を大切にして生きていこう」と深く感動したという新婦。
お色直しのため中座する際、新郎のエスコート役に、新郎の祖母をサプライズ指名。「結婚するまで、ずっと一緒に暮らし世話を焼いてくれた祖母。そんな祖母に『結婚おめでとう。あなたがいなくなって、少し寂しくなりました。これからも元気でやってくださいね。』と言われた時は、涙がこぼれそうでした。優しい祖母の小さな本音と温かい応援を私は忘れることがないと思います。」と新郎。
お色直しの入場は、1輪ずつのバラを持ったゲストが、それぞれ新郎にバラを渡し、新郎はその12本のバラを束ね、新婦に贈る「ダーズンローズ」という演出で、会場が一体に。
結婚式を振り返って・・・
「一生の思い出に残る結婚式になりました!式と披露宴のギャップがとても印象的だったという声も多くいただきました」と口を揃えるふたり。
世界遺産の神社で行った緊張の挙式と、テントでのカジュアルなパーティというとても珍しいスタイルは、ゲストからも大好評。
結婚式の準備には多くの人が関わり、そして、80名のゲストが参加したふたりの結婚式。支えてくれている全ての人の温もりに触れ、絆を深める貴重な1日に。「私たちの挙式に携わってくださったすべての関係者の方々には、感謝の気持ちを伝えても伝えきれないほどです」