新郎の実家のお寺で
縁の大切さを胸に刻んだ仏前式
仏前結婚式
桜咲きほころぶ春、高崎市にある真言宗の寺院「玉田寺(ぎょくでんじ)」で仏前結婚式を行ったふたり。玉田寺は新郎の実家であり、ゆくゆくは将来を託されることから、仏前に誓う挙式を選んだのは、ごく自然の流れだったそう。
式当日、本堂で執り行われたのは、厳かながらも温もりある儀式の数々。戒を授ける威師様の導きのもと、袈裟の授与、金剛誓水と呼ばれる水を三々九度で交わし、続いて参列者も一緒に飲む固めの杯、新郎新婦による誓いの言葉、参列者全員でお経を唱える瞬間まで、一瞬一瞬に漂うあたたかさに「これまで仏前の結婚式は見たこともなかったのですが、ご先祖様があって今の私たちがあり、ありがたいご縁があってこそ、お世話になっている方々と出会えたのだと、ひしひしと感じました」と感慨もひとしおだった新婦。
披露宴
「ホテルグランビュー高崎」に会場を移した披露宴では、白無垢から色打掛へ華やかにお色直し。たくさんの祝福のなかで、夫婦としてこれからふたり一緒に歩んでいく決意がよりいっそう深まった。
「ご先祖様があって今の私たちがあり、ありがたいご縁があってこそ、お世話になっている方々と出会えたのだと、ひしひしと感じました」という新婦の言葉が印象的。あたたかな仏前式を行ったふたりの素敵なウエディングストーリーでした。
新郎. Tさん / 新婦. Hさん
結婚式.2019年3月31日