お役立ち知識

神前式の指輪交換で
押さえておきたいポイント

2019.11.12

結婚のセレモニーにおいて、定番とも言える指輪の交換。

教会で行うキリスト教式の挙式スタイルで行うイメージが一般的ですが、近年和の挙式スタイルが人気を集める中、「神前式で指輪の交換をしたい」と希望する新郎新婦も増えています。

今回は、伝統的な日本の挙式スタイルでも指輪の交換ができるのか疑問に思っている方に向けて、神前式での指輪の交換を行う流れや、取り入れ方についてご紹介します。

指輪を交換する意味

指輪交換の起源

結婚に際して新郎新婦が指輪を贈りあう習慣は、9世紀頃の古代ローマで始まったとされています。継ぎ目のない指輪は「終わりのない愛の象徴」であり、当時心臓と繋がっているとされていた左手の薬指に着けることで永遠の愛を誓い、絆を深めるという意味が込められていました。その後ヨーロッパ全体に広がり、結婚式のイベントの一環として一般化しました。

日本に入ってきたのは明治時代で、キリスト教式の結婚式と一緒に指輪の交換も紹介されたと伝えられています。当時は一部の裕福な層にしか広まりませんでしたが、戦後の高度成長期以降、結婚式での指輪の交換が一般的に行われるようになりました。

神前式でも指輪交換はOK

キリスト教の結婚式と一緒に紹介されたためか、指輪の交換はキリスト教の儀式というイメージがあるかもしれません。しかし古くからのヨーロッパの慣習で宗教的な意味合いはないため、神前式で行っても問題はないのです。

神前式で指輪の交換を行うかどうかは会場によって異なり、新郎新婦の希望で決められるところや、最初から「指輪交換(ゆびわとりかわし)の儀」として式次第に組み込まれているところもあります。指輪の交換をする・しないは新郎新婦が決定できる会場がほとんどですので、希望であればあらかじめスタッフに伝えておくようにしましょう。

神前式での指輪交換について

神前式での指輪交換について

指輪交換のタイミング

会場により式次第や順番は異なりますが、三三九度である「三献(さんこん)の儀」以降のタイミングで行う会場が多いようです。指輪の交換を希望する場合は、どの時点で行うのか式次第を確認しておきましょう。

一般的な神前式の式次第についてはこちら

指輪交換(ゆびわとりかわし)の儀の流れ

あらかじめ三方に乗せて神前に供えられていた指輪を、斎主(もしくは巫女)が新郎新婦のもとへ運んできます。

新婦が手に扇子やブーケを持っている場合は、側にいる新婦の母親や巫女に預けましょう。置き場所が決まっていれば、そこに置いておきます。

最初は新郎が指輪を取って新婦の左手の薬指に指輪をはめ、次に新婦が新郎の左手の薬指に指輪をはめます。

式の最中で緊張してしまいがちですが、急がなくて大丈夫。リングピローから指輪がなかなか取れない、指の付け根まで指輪が入らないといったことも、よくあるハプニングです。焦らず丁寧に行いましょう。

指輪交換でよくある疑問

指輪交換でよくある疑問

神前式での指輪交換について、よく挙がる疑問点について解説します。こちらもぜひ参考にしてみてください。

神前式で指輪交換は取り入れたくない

神前式の式次第は伝統的な日本の儀式だけでまとめたい、という方もいらっしゃるかと思います。その場合は式中で無理に指輪交換をする必要はありません。指輪の交換はあくまで演出の一種、やらなくても結婚の儀式は成立するのでご安心ください。

写真撮影はできるの?

挙式中、参列者による写真撮影は原則として禁止されている場合が多いです。プロのカメラマンを手配している場合は、その方による撮影のみとなります。

参列者に指輪を披露することはできるの?

儀式の厳粛さを保つため、新郎新婦が参列者に指輪を披露することはないことがほとんどです。

指輪をリングボーイ(ガール)に運んでほしい

神前式で指輪を運ぶのは斎主や巫女の役割なので、リングボーイ(ガール)に依頼することはできません。

リングピローは必ず用意しないといけないの?

指輪は三方に乗せるため、リングピローがなくても問題ありません。もちろん三方にリングピローを乗せて、指輪をセットすることも可能です。リングピローを準備する際は、和装に合わせて和風のデザインのものにすると統一感が出ます。

指輪交換の代わりの演出はないの?

指輪交換に代わるオリジナルの演出が可能な会場もあります。例えば新郎新婦がお互いの薬指に紅白の組紐を結ぶ、石に新郎新婦が記名して奉納する…など。その神社に祀ってある神様に因んだ儀式を、式次第に取り入れているところもあります。

オリジナルの演出をしたいと考えている方は、見学会や打ち合わせでスタッフに確認してみましょう。

神前式に見合った指輪交換を

神前式には厳格に式次第が定められているイメージがあるかもしれませんが、新郎新婦の希望によって新しい演出が取り入れられることもあります。しかし、あくまでも大切な結婚の儀式。神様に対して失礼に当たらないよう挙式中はあまり砕けすぎず、厳粛な雰囲気を保つことを心がけましょう。

指輪交換を行う際に自由な演出をしたい場合は、挙式中ではなく披露宴で行なったり、和装での人前式に切り替えたりという方法を取ることもできます。

伝統的な儀式を尊重しつつ自分たちの希望も取り入れることで、周囲の人達との絆が深まり、思い出深い式になるのではないでしょうか。

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