日本人のこころの故郷・伊勢神宮
和の正装で結婚奉告参拝をする
「お伊勢さん和婚」
撮影/森 武史(MPS モリフォトスタジオ)
毎年冬至のころ、その中心から来光が神々しく昇る、内宮・宇治橋前の大鳥居。五十鈴川にかかる総檜造りの橋を渡り、太陽の光に導かれ歩む早朝の神域はいっそう清々しい。
「世界で最も古く、最も新しい、常若(とこわか)の聖地」
三重県伊勢市に鎮座する「伊勢神宮」は”お伊勢さん“の名で親しまれ、一生に一度は訪れてみたいと誰もが願う、日本人の心のふるさと。全国各地で八百万(やおよろず)の神々を祀る神社を統括する神社本庁が本宗と仰ぐ、まさに日本の守り神といえる、美しき奇跡の聖地だ。
神宮は、世界で最も古く、最も新しい聖地といわれている。その理由は、二十年に一度、神さまの住まいである木造の神殿を新調し、引っ越しする「神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)」にある。
1300年以上も昔から行われてきたこの重要なお祭りには、神々が常に若々しくあることを願う「常若(とこわか)」の思想が脈々と息づく。内宮、外宮をはじめ各別宮の正宮隣には、次の遷宮のための敷地があり、そこにそっくり同じ社殿を造り、神さまを真新しい宮に遷(うつ)すことで、神威が増すとされてきた。同時に、鳥居や橋などの建造物をはじめ約七百種もの装束や神宝まで毎回一新。このように繰り返される式年遷宮により、いにしえの建築技術や伝統工芸の粋と技が、次世代へと受け継がれ、永遠の存続を可能にしてきた。
「夫婦の初詣、お伊勢さん奉告参拝」
古くから伊勢に根づいている「誰かを幸せにすることで自分自身も幸せになる」という精神。「おかげさま」ということばは、神さまという偉大な存在の「陰」で人々が庇護(ひご)を受けているという事象に対する感謝の気持ちを込めて、丁寧語の「様」をつけた慈愛に満ちたことばだ。
その「おかげさま」の心を今に伝え、伊勢神宮への結婚奉告参拝とあわせてさまざまな婚礼サポートをしてくれるのが「お伊勢さん和婚」の伊勢婚コンシェルジュである。
神宮の正式参拝の場で粗相がないかと心配するカップルも伊勢婚コンシェルジュにお願いすれば安心。参拝手配・アテンドはもちろん、神宮と日本についての深い話に感動。一般参拝者が入ることのできない正宮参拝や宮中雅楽の生演奏による神楽奉納など、伊勢の神領民が運営するエキスパート集団だからこその細やかなアドバイスを受けることができる。
フルオーダーメイドが魅力
伊勢婚コンシェルジュのもう一つの魅力が、結婚奉告参拝に合わせたさまざまなサポートだ。和洋の衣裳・お仕度、交通手段、宿泊手配、家族の食事会の手配、伊勢湾を一望できるゴージャスなロケーションでの挙式披露宴まで、その受け皿は広い。中でも「おはらい町人力車婚礼道中お練り」は伊勢の風物詩になりつつある。一生に一度の結婚奉告のためのお伊勢参りを叶えるなら、パッケージではないフルオーダーメイドのサプライズを準備して、育ててくれた両親や祖父母を喜ばそう。
組合せ自由!伊勢婚コンシェルジュのオーダーメイドリスト