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【神社の風景】
東京・池尻稲荷神社
節分祭~狐の嫁入り~
2020.02.09
狐の嫁入り風景~模擬結婚式~
世田谷区の池尻大橋駅より徒歩5分のところに鎮座する池尻稲荷神社。2月3日の節分祭に、「狐の嫁入り」の模擬結婚式が斎行されました。
各地で、「狐の嫁入り」については様々な言い伝えがありますが、嫁入り行列の提灯の灯りの群れを思わせる夜間に見られる狐火(実際のものかわからない灯り[怪火])のことや、お天気雨、不思議な嫁入り行列伝説などがあるようです。いずれも伝承上で人間を化かすといわれたキツネ、また、稲荷神社の神様の使いでもあるキツネと密接な関連があり、現代においても、それらにちなんだ神事や祭事が日本各地で開催されているそうです。
池尻稲荷神社の結婚式は、「神楽殿」で行われます。舞台上の開放的な雰囲気の中、普段は厳粛な式となりますが、この日の模擬結婚式には多くの報道陣やギャラリーが詰め寄せ、賑やかにその様子を見守っていました。
模擬結婚式のあとは、豆まきが盛大に行われました。
お稲荷さんは、稲作・農業の神様として信仰され、今では稲作・農業だけでなく、衣食住、家内安全、商売繁盛、厄除など生活全般のご利益があると信仰されています。神様の使いと言われる狐。またお天気雨の意味でも使われる「狐の嫁入り」は、縁起の良い天気。
稲荷神社で、縁起のよい結婚式を検討してみては!