幼き頃からの夢がかたちに
夕暮れ時の幻想的な参進
3歳から日本舞踊をしていて、結婚式は絶対に和装にしたいと思っていた新婦。日本舞踊をしている友人など、着物を着たゲストも多く、皆が「和」を楽しめる結婚式に。
夕刻の「灯り参進」。森閑とした境内を、篝火と行灯の中を歩む参進は、青空のもととはまた違う幽玄な世界が広がります。
「観光客や参拝者にひけらかすような式にしたくなかったので、閉社から行う『灯り参進』を希望しました。狐の嫁入り的な篝火の中を参進するのは幻想的でとてもよかったと思います」と新婦。寒さ対策として、参進前の控え室でカイロを配るなど、ゲストへの気配りも。
赤ラインが際立つ白無垢は、夜でも映えるようにとお母様が選ばれたそう。
誰もが主役に!ゲストが楽しめる祝宴
ゲストも参加の餅つき、最後は両家を固めるという意味合いで、両家の父親が杵を打った。
オープニングムービーとプロフィールムービーにはゲスト全員の写真を入れ、ショートメッセージを付けるなど、様々な場面でゲストに登場してもらう工夫をされたそう。妊娠中のゲストにブランケットとクッションを用意し、座席に挙式をした神社の安産守りをプレゼントするなど、神社での結婚式らしいおもてなしも。
結びの記念品贈呈は花束と新郎新婦の顔がプリントされた生まれたときの体重米に。生まれたときの喜びを思い出すとともに、一人前に成長した子供の姿に、両家両親の感動もひとしお。
席次表にAIが予想した新郎新婦の未来の赤ちゃんを載せたり、テレビショッピングの司会者に新郎新婦を電化製品に見立てて紹介してもらうなど、ゲストが飽きない工夫も色々取り入れたふたり。生年月日を製造月日と紹介されると会場に大きな笑いが。テレビ局の現場の雰囲気作りのために、カンペを用意したりと、細かな演出に、ゲストの笑顔が絶えない時間になりました。
「ゲストに負担をかけるような出し物はしたくない」というふたりが考えた祝宴は、ゲストからも好評だったそう。