北野天満宮の神紋衣裳を纏い
格調高く叶えた和の結婚式
同じ職場の獣医師の先輩後輩として出会ったふたり。
新婦が海外留学のために退職し、一時帰国の際に度々会うなかで交際が始まり、1年半後の2018年7月に新婦が留学しているカナダでプロポーズをしたそうです。
和婚スタイルを選んだのは「日本の花嫁衣裳を着たい」という新婦の希望があったから。
神前挙式も京都の「北野天満宮」で挙げたいというふたりらしい思いがありました。
「ふたりとも臨床獣医師であり、“学究の徒”として『学問の神様』菅原道真公の前で挙げようという話になり、式後も訪れやすい場所にあり、雰囲気も気に入った京都の北野天満宮に決めました」(新郎)
結婚式の準備は、神社挙式や衣裳、着付・ヘアメイクなどの和婚の相談や手配がまとめてできる「京鐘 京都本店」に相談することにしました。
挙式後の両家親族での祝宴も、京料理を落ち着いた雰囲気で楽しめる京都らしい場所をリクエストして、紹介してもらった老舗料亭の「近又」に決定。
また、結婚式のために新婦が帰国する1週間の間での前撮りも相談し、京都府庁内でのロケーションフォトプランを利用して、ウエディングドレス&タキシード姿での撮影を家族と一緒に楽しむことができました。
挙式/北野天満宮
学問の神様・菅原道真公を祀る 全国の天満宮・天神様の総本社
北野天満宮は、学問の神様として名高い菅原道真公をご祭神としてお祀りする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社で、「北野の天神さん」と親しまれている古社。
北野天満宮 ご神紋入り白無垢・紋服
高級婚礼衣裳を取り扱う京鐘の衣裳のなかでも、北野天満宮での挙式でしか着ることができない神紋入りの特別な白無垢と紋服を選んだふたり。
神紋「星梅鉢紋」の白無垢は、正絹の光沢がはんなりとした印象をあたえ、粗伏織で織られた柄が美しく浮かび上がる最高級の逸品。
新郎の紋付は、三種の紋を黒の漆箔押しで織り上げたもの。品格ある漆の輝きが美しい逸品です。
結婚指輪にも和の意匠
境内を参進し式場「紅梅殿」へ
北野天満宮での結婚式は、本殿と紅梅殿で行うことができます。
ふたりが選んだのは「紅梅殿」での挙式。
事前に見学した際に、本殿ほど人通りが多くなく、静かで落ち着いた佇まいと周囲を流れる綺麗な水や庭園が気に入って選んだそう。
定刻、控室で親族紹介を終えた両家の親族と新郎新婦一同は、紅梅殿へと境内を進みます。
「一般の参拝者の方々から、口々にお祝いの言葉をかけていただいたのが印象的でした」(新郎)
神社境内を散策しながらフォトシューティング
挙式後は、綿帽子を外して洋髪に。
親族と一緒に、北野天満宮の境内や史跡御土居の「もみじ苑」などを散策しながら撮影タイムを楽しみました。
披露宴/京懐石「近又」
京の町屋の趣を残す料亭で
旬の京料理を堪能する祝いの宴
厳かで雅な神前挙式の余韻が続くなか、両家親睦の祝宴へ。
会場となったのは京懐石の名店「近又」。
京の風情を感じさせる町屋造りの佇まいは、国の有形文化財にも登録されています。
京都らしい落ち着いた雰囲気の中で、両家の親睦も深まる祝宴を催したかったというふたり。
その時々の一番旬の食材を使用した祝いの懐石料理は、どれも美味しく楽しむことができたと好評だったそう。
「丁寧にもてなしていただき、和やかな雰囲気でした。皆さんの楽しそうな表情を見て、結婚式をして本当に良かったと心から思いました」と感無量のふたりでした。
おふたりからのメッセージ
【和装を着てみた感想】
白無垢・羽織袴は本当に素晴らしい婚礼衣裳ですね。
ぜひ皆さんに和装での結婚式を選んでほしいです。
海外の友人が、「こんな綺麗な着物を着られて本当に羨ましい!」と言っていて、和装の結婚式は日本ならではの選択肢なのだと、改めて実感しました。
【神前挙式の感想】
白無垢の良さに加えて、誓いの儀式としてとても良いと感じました。
集中してずっと真面目にできる儀式スタイルは自分にはとても合っていました。
また、神社で式を挙げたことで、これからも思い出の場所に参拝することができるようになりました。
折りに触れ、自分たちの誓いを見届けてくれた神様に報告をすることができます。
【結婚式をしてよかったこと 】
白無垢の妻、紋付袴の夫を見られたこと。
前撮りや二次会でドレス姿の妻、タキシード姿の夫を見れたこと。
両親や祖父母に孝行できたこと。
友人たちが祝ってくれたこと。
とても良い写真が撮れて、見返してニヤニヤしたり人に自慢できることです!