神前式で「私たちらしさ」を表現
一世一代の晴れ舞台
神前式の創始「東京大神宮」
厳かで伝統的な日本の結婚式を希望したふたりが選択したのは神前式の創始「東京大神宮」。河津桜が咲き誇る晴天の朝、ふたりの結婚式の一日が始まりました。
「東京大神宮は、神前式を初めて行った神社。伊勢神宮と同じ天照大御神(あまてらすおおみかみ)がご祭神で、縁結びでも有名。また、80名が本殿に着席できゲスト全員が神前式から参加してもらえる点で、自分たちの結婚式に決めました」と語る新婦。
挙式は文金高島田に角隠しを着けたスタイル。鼈甲(べっこう)の簪(かんざし)が華やかで、「日本の花嫁らしい」とゲストからも大好評だったそうです。
「これから夫婦となる門出として、背筋が伸びる第一歩になりました」と挙式の様子を振り返るふたり。
「日本の伝統を感じられ、温かさが伝わる結婚式」
挙式は厳かに、披露宴はアットホームに、というテーマでふたりが選んだ披露宴会場は、併設されている宴会場の中でも人気が高い「神路の間」。
加賀の旧前田候邸を移築され、赤絨毯や照明、格子天井など趣のあるモダンな雰囲気に一目惚れ。新郎が大学院で加賀の町について研究をしていたこともありご縁を感じたのだそうです。
挙式の文金高島田からヘアスタイルをフィンガーウェーブに変更した新婦。メイクもピンクを効かせて大正ロマン風に。挙式のイメージとがらりと変わり、披露宴会場に合った雰囲気となりました。
家族との演出
鏡開きのお酒は伊勢神宮にも奉納されている御神酒の「白鷹」を用意。両家で「ヨイショー」と大樽が大きな音をたてて開く瞬間は、会場がとても盛り上がる「縁起の良い演出」。席札として置いたゲストの名前入りの升で一斉に乾杯。
お色直し後は、新婦父とバージンロード入場演出。新婦父が崩れるほど号泣。会場内が涙と笑いで溢れ、温かい雰囲気に。「とても愛情深く育ててもらったので」と、父から娘への愛が伝わるシーンとなりました。
だるまケーキ
何度も結婚式を参加してる友人たちにも「こんなの初めて見た!面白いね」と好評だったのが、「だるまケーキ」の目入れ。
ふたりで目を描いた後は、ファーストバイト。和風空間の中、「ウエディングドレスとタキシード姿の新郎新婦とだるまのケーキ」という和洋融合したシーンが印象的。
結婚式を振り返り
「結婚式は自分たちのことを知っていただく良い機会となりました。改めて人とのつながりを感じ、まわりの人への感謝の気持ちでいっぱいになりました。今も、あの日のことを思い出すとみんなの笑顔や歓声が思い出されて温かい気持ちになります」と幸せそうに語ってくれました。