「神前式」
実現するための
6つのスタイル
神前式の準備の仕方
「日本の結婚式」の読者から、「神前式はどのように準備を進めていけばよいのでしょうか」という問合せが多くみられます。「神社挙式をしたいけど、神社に相談に行くのはちょっと敷居が高いように感じる」「衣裳や支度、挙式後の披露宴、先輩カップルはどのようにしているの?」といった疑問や不安も、この記事を読めば解決!
挙式を検討しつつ、そのあとの披露宴についてもイメージを持って探すと、どこに相談をしたらよいかがわかります。神前式を叶えるために、主な6つのスタイルをそれぞれご紹介します。
【スタイル①】神社+神社会館
神社と同敷地内にある神社の会館は、挙式後の移動も少なくスムーズに披露宴が出来ると人気。会館に結婚式受付窓口や担当スタッフが常駐している会館は、神社挙式から披露宴まで、全て一括して相談ができます。写真室も併設している会館もあり、お宮参り、七五三などずっと長いお付き合いができるのも魅力。
【スタイル②】神社+ホテル・式場
本格的な神社挙式の後の盛大な披露宴を望むなら、ホテルや式場のバンケットがおすすめ。挙式とパーティをしっかり分けたいふたりに最適。結婚式のための施設が整っている式場や遠方からのゲストの宿泊も安心のホテルと神社挙式を組み合わせるスタイルは、ここ最近増えています。
【スタイル③】神社+料亭・レストラン
神社挙式の後、料理にこだわるふたりには、料亭やレストランでのパーティがおすすめ。日本のおもてなしのこころが集約された料亭の味わいをじっくり深めてみたり、雰囲気をがらりと変えてフレンチやイタリアンレストランでドレスでパーティをするスタイルも人気。
【スタイル④】プロデュース会社手配
神社挙式の手配から移動、披露宴・会食の各種手配、衣裳や美容までトータルで提案してくれるので、すべてお任せしたいふたりにはぴったりのスタイル。さまざまな神社での手配を対応しているので、「自宅近くの神社で」といった相談もできたりと、頼れる存在。
【スタイル⑤】ホテル・式場・料亭の神殿+同宴会場
ホテルや式場、料亭にある神殿で神前式を行い、その後、同じ施設内の宴会場で披露宴。移動もなく、雨の日も安心。各施設の神殿にも、神さまが祀られており、神職による本格的な神前式を執り行うことが出来る。人数が多く参列できたり、天井や壁、窓などに美しい細工のある神殿など様々。
【スタイル⑥】スペース+会場
会場内のスペースや庭園などに、臨時の祭壇を作り、神職さんが出張し、式を執り行うスタイル。開放的な空間や、現代的なスタイリッシュなスペースに、突如作られる祭壇、神前式にも注目が集まっている。自由度が高い挙式とパーティが叶います。
日本の結婚式の歴史
日本の結婚式は、現存する日本最古の書物『古事記』の中で、最初の夫婦の神様として有名な伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)の国生みの儀式が原点といわれています。
日本の結婚式の歴史を紐解くと、
1.祝言
2.神社での挙式
3.ホテル内神殿
4.結婚式場ブーム
5.現代のスタイル
という移り変わりがあるようです。
詳しくは「日本の結婚式32号」の巻頭特集「神前式のすべて」を読んでみて。
一生に一度、運命の人との結婚式、私たちの先祖はどのような結婚の儀式を行ってきたのか、時代によってのスタイルの変化は興味深いもの。
ご両親の結婚式はどんなスタイルだったのか、話を聞いてみてはいかがでしょうか。
いつの時代も、結婚という節目の儀式の意味合いは変わりませんが、時代と共に変化するスタイル。今の時代に自分たちらしく行う神前式のスタイルが見つかるかもしれません。